ブラジルが熱狂の渦に巻き込まれた昨年夏のワールドカップからもう9ヶ月が経ち、2014-15シーズンも佳境を迎えた。

ところで、ワールドカップ前に「スターになる」と予測された選手達は今ブレイクできたのだろうか?

2013年6月に『ESPN』が掲載した「10名のブレイクするであろう若手」記事を振り返ってみた。

1:ソン・フンミン(韓国)

20歳のソン・フンミンが国際試合にデビューしてから、既に3年が経っている。彼のキャリアはそれから大きく変わっていった。

ソンのブレイクは2010-11シーズンにやってきた。ハンブルガーSVのトップチームに入り、毎年成長し続けていた。しかし、彼がサイドで主役になり始めたのは2012-13シーズンのことだ。

スピードがあり、両足でプレーでき、攻撃的な位置ならばどこでもこなす。そして、ゴール前では決定的なフィニッシュが出来ることを示し続けている。韓国が予想通りに予選を突破するならば、彼は疑いなく注目すべき存在だ。

W杯での結果:3試合出場1ゴール

現所属:バイヤー・レヴァークーゼン

2:クリスティアン・アツ(ガーナ)

ガーナ代表のレフトウイング、クリスティアン・アツは、長い間彼の国で最も輝かしいヤングスターだと評判だった。ポルトでまだ評価を高められていないにしても、才能に疑う余地はない。

彼の次のステップは、自分自身をクラブのレギュラーにすることに集中しなければならない。彼はこの夏移籍をしなければならない。彼にはまだ時間がある。ファーストチームでレギュラーを得て、ワールドカップに至るまでの時間が。

スピードがあり、印象的な技術を持っている。アツはアンドレ・アユーと両ウイングで素晴らしいパートナーシップを築く可能性がある。

W杯での結果:3試合出場

現所属:エヴァートン

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