4月19日、『Sky Italia』は「イタリア・セリエAのACミランは、4月26日にタイの実業家ビー・テイチャウボル氏に株式を売却する予定となっている」と報じた。
先日から大きな話題となっているACミランの買収話であるが、これまで各方面との合意が何度も伝えられるなど混沌とした状況になっている。
これまでの報道をまとめると中国の企業体とタイのビー・テイチャウボル氏が中心となった投資グループの2方面があり、入札は行われているもののベルルスコーニ会長家族の中で意見がまとまっていない状態にあるようだ。
しかし今回の記事によればビー・テイチャウボル氏は3月に結んだ予備契約を遂行し、4月26日に株式の買収を開始する予定になっているという。
ただ、今回取得されるのは全株式の20%であり、今後1年をかけてそれを65%まで増やすという計画になっているとのこと。
これによって2016-17シーズンにはミランの会長がシルヴィオ・ベルルスコーニ氏から筆頭株主のビー・テイチャウボル氏に交代することになるという。
『La Repubblica』はそのビー・テイチャウボル氏のコメントを掲載しており、その中でも26日に1部株式の買収が始まると宣言されている。
ベルルスコーニ会長が心変わりをした際には数百万ユーロの罰金を支払わなければいけないという情報もあり、これまでになく真に迫った報道となっている。