4月18日、『Il Messaggero』は「タイの実業家ビー・テイチャウボル氏は、ACミラン買収に向けて7億7000万ユーロ(およそ1000億円)を提示する計画がある」と報じた。
記事によれば、ビー氏は今年度末までにACミランの株式70%を買い取る計画があるとのこと。
まずは30%を3億3000万ユーロ(およそ430億円)で購入するとともに、更に4億4000万ユーロ(およそ570億円)で40%を買い取ることが出来るオプションを付随させたいという条件であるという。
またその際には株式の30%を保有したままとなるシルヴィオ・ベルルスコーニ氏を名誉会長としてクラブのフロントに残し、チームとの関係を続けていくというプランであるとのことだ。
ミランの買収に向けては中国方面から多くの興味が集まっていると言われており、ビー氏も含めたコンソーシアムになる可能性も示唆されていたが、これによればやはり別々の立場から競争をしているようだ。
現在新スタジアム建設計画を進めているミランであるが、財政的な基盤がまだ整っておらず、進行がストップしてしまう可能性も伝えられている。それに向けて最も有利な売却先を選んでいる状況にあるのだろうか?