3月27日、欧州の各地でEURO2016予選が開催された。しかし、モンテネグロのホームで行われたロシアとの一戦は、またも大きな混乱に見舞われることになった。

試合開始からまもなくのことだった。観客席から投げ込まれた発煙筒が、ロシアのゴールマウスを守っていたイーゴリ・アキンフェエフの肩に直撃した。

長時間の中断を経てアキンフェエフは検査を行うために病院に向かうことになったが、ロディギンへの交代を行い試合はなんとか再開された。

ところが再び後半には混乱が発生。選手たちが険悪な雰囲気になり、再び観客席から発煙筒をはじめとした多くのものが投げ込まれる事態となり、試合を主催しているUEFAと審判団は67分の段階で試合の続行が不可能になったと判断した。

バルカン半島では先日セルビア代表対アルバニア代表戦が無人機の侵入を巡るトラブルで没収され、両チームに処分が言い渡されたばかり。

今後UEFAによってこれらの事件に対する捜査が進められ、モンテネグロにも何らかの罰則が下されるものと考えられている。

なお、発煙筒を投げ込んだ犯人については既に警察が確保しているとのこと。

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