現地時間24日、先日中止となった2016年欧州選手権予選セルビア対アルバニア戦の処分内容をセルビアサッカー協会が発表した。

同協会によれば、今回の試合は3-0でセルビアの勝利扱いになる。しかし、セルビアからは勝ち点3が剥奪されることも決定されているため勝ち点に変更はない。また、セルビアは今後2試合のホームでの欧州選手権予選(11月14日のデンマーク戦、翌年9月4日のアルメニア戦)を無観客で行わなければならず、両協会には10万ユーロ(およそ1300万円)の罰金が命じられた。

Qolyでは事件発生当時からいち早くお伝えしてきたこのニュース。

ここまでの流れをもう一度整理しておくと、現地時間14日に行われたこの試合では、試合中に何者かがコソボの領有権に関する政治的メッセージを載せた無人飛行機をスタジアム上空に飛行させ、試合は一時中断に。セルビア代表DFステファン・ミトロヴィッチがこれを回収しようと引き下ろしにかかるが、これがアルバニアの選手たちを刺激し両チームが入り乱れ、最終的にはサポーターもピッチ上に乱入する騒動となっていた。主審のマーティン・アトキンソンは試合の中止を発表し、その衝撃的すぎる映像の数々が全世界で大きな話題となっていた。

この試合を現地で観戦していた日本人男性によれば、試合前から予兆なようなものがあったといい、その様子を克明に綴ったブログもご紹介している。

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介