現役時代にアーセナルの選手として2003-04シーズンの無敗優勝に貢献したエドゥが古巣で活躍するアレクシス・サンチェスや恩師アーセン・ヴェンゲル、そして母国のエースであるネイマールについて語った。

現在、エドゥはコリンチャンスでフットボール・ディレクターを務めている。コリンチャンスは彼にとってプロデビューしたクラブであり、引退を決めたクラブである。

スーツ組として第二の人生を歩んでいるエドゥだが、古巣アーセナルで活躍するアレクシス・サンチェスへの評価は非常に高い。チリ代表のサンチェスは昨年の夏の移籍ウィンドウでバルセロナから加入。既に全コンペティションで18ゴールを奪っており、トップ4以上の成績を狙うアーセナルの牽引役であり欠かせない存在となっている。

エドゥの評価ではサンチェスは今シーズンにおける世界のトップ5であり、今後の成績を決める存在であるという。『London Evening Standard』が以下のように報じている。

エドゥ
(元アーセナル、現コリンチャンスのフットボール・
ディレクター)

「現時点で、彼はアーセナルのためにファンタスティックな良い仕事をしているよ。議論の余地はあるかもしれないが、彼は今のところアーセナルで最高の選手だよ」

「多くの人々が彼のプレーするポジションにおいて、彼は現時点で世界のトップ5に入ると言う」

「昨シーズンのバルセロナでも彼は良かったし、ああいう大きなクラブでプレーしたことが偉大な経験を与えたね。彼はアーセナルにとって本当に重要な選手だよ」

「イングランドのフットボールにもとてもよく馴染んでいるが、彼に与えられた才能からすれば全然驚きじゃないね。イングランドのフットボールは異なるスタイルだ。特にバルセロナのユニークなスタイルと比較するならね。彼は非常に強い選手であり、多くの人々を驚かせているね」

「過去の選手と現在の選手を比べるのは好きじゃない。代表でもクラブでもどこのポジション次第になっちゃうから」

「私が一緒にプレーした選手たちとアレクシス・サンチェスを比較するのは難しいだろうね。だが、サンチェスは本当によくやっているし、まだ若く、今後も更に成長しつづけ、素晴らしい選手になるだろう」

そのサンチェスを擁するアーセナルだが、先週のミッドウィークに行なわれたチャンピオンズリーグのモナコ戦ではホームながら1-3で敗戦してしまった。

指揮官であるヴェンゲルに対する批判が強まっているが、エドゥはヴェンゲルがこれまでに能力は若い才能を見つけ、チャンスを与えてきたことを強調して擁護している。

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