2月9日、『Ahram』は「2月8日のエジプト・プレミアリーグ、ザマレク対ENPPIの試合で発生した大規模な暴動による死者は19名となった」と報じた。
当初は30名以上が死亡したと報じられていたが、その後の調査によってその数が正確に判明した形である。他に18名が逮捕され、22名の警察官が負傷したことが明らかになっている。
衝突の原因はやはりザマレクのウルトラスであるウルトラ・ホワイト・ナイツが、チケットを購入していないにもかかわらず、スタジアムに侵入しようとしたこと。
ウルトラ・ホワイト・ナイツはもともと今季から始まった新たなセキュリティの手順に反対しており、この暴動は事前に計画されたものだったと警察は主張している。
これを受けてエジプトサッカー連盟は1部を含めた全てのリーグの無期限の中断を決定し、再びサッカー活動を停止することを明らかにした。
エジプトでは2012年3月に行われたアル・マスリ対アル・アハリの試合で大規模な暴動が発生し、70名以上が死亡するという大災害を受けて全てのサッカー活動を中断。長期にリーグ戦が行われない状況になっている。
その後カイロ郊外の空軍スタジアムに会場を限定して無観客でリーグを再開し、今季から部分的にスタンドを開放するとともに5000~10000人程度にチケットを販売していた。