エジプトのサッカー界で画期的な出来事があったと『alaraby』が伝えている。
エジプト男子トップリーグのユースチームの試合を初めて女性が裁いたという。その女性の名前はサラ・サミールさん。
サミールさんはワディ・デグラ対タラーラー・アル・ガイーシュのU-17マッチで主審を務めたそうで、一部の選手は困惑も見せていたとか。
今年カナダで開催されるFIFA女子ワールドカップで審判を務める予定だというサミールさんは試合を裁き終えてこう話したという。
「試合が始まる時、選手たちは開いた口が塞がりませんでした。私がピッチ上にいるのを見て。私は彼らに自分は国際的な資格を持つレフェリーだと伝えました。そして私たちは試合を続行しました。選手とコーチたちはとても丁寧で、試合後私に感謝してくれました」
自身も選手だったというサミールさんは自分のレフェリングを通じてエジプトにおける女子サッカーに対する認識を変えたいと志してきたそう。
「7年前に2部や3部の副審として始めました。過去2年は下部のユースの試合や女子ワールドカップ予選でレフェリーを務めてきました」
ピッチ上で多くの困難に向き合ってきたというサミールさんは選手やオフィシャルたちにリスペクトを示すことで乗り越えてきた?という。
そんな彼女はエジプトのトップリーグであるプレミア・リーグの試合を裁くことを望んでいて、エジプトのサッカー協会にそのチャンスを与えてくれるように促しているそうだ。