その活躍により兄に続いてエクアドル代表にも招集され、クラブレベルでも欧州への移籍を果たすが、スペインのヘタフェでは人種差別騒動もありすぐに退団。
代表でもアントニオ・バレンシアらの存在もあり、ほとんど活躍できなかった。近年は最大の長所であるスピードにも大きな陰りを見せ、早熟だった兄と同じ道を辿るかと思われたが、意外にも中国の北京国安でFWとして再生。ACLの舞台ではJリーグのクラブとも対戦していた。
そんなゲロンは昨夏、メキシコのティグレスに加入。半年で5得点を記録し、怪物ウイングとしての姿を失うなかで優秀な点取り屋へと変貌しつつあったが、どうやら左足は得意ではなかったようだ。
まだ29歳。もう一花でも二花でも咲かせてほしいものである。