『BBC』や『L'Equipe』は「FIFA会長選挙に立候補する意向を示していたダヴィド・ジノラ氏は、必要な支援を確保できなかったためそれを断念した」と報じた。
かつてフランス代表FWとして活躍し、引退後は解説者や指導者、俳優などで活動してきたダヴィド・ジノラ氏。今年5月末に行われるFIFA会長選挙に立候補することを宣言し、記者会見も行っていた。
しかし、候補の一人となるために必要な5協会からの推薦を得ることが出来ず、29日には彼を支援していたスポンサーが撤退を表明。ジノラ氏は「諦めない」と宣言していたものの、30日に正式に撤退することを明らかにした。
ダヴィド・ジノラ
「残念ながら、私はFIFA会長の候補であり続けることが出来なくなった。
私を支援してくれたもの、サッカーファン、メンバー、選手、ジャーナリスト、そして他の皆に感謝を述べたい。本当にありがとう」
なおFIFA会長選挙に立候補しているのは現職のゼップ・ブラッター氏、元FIFA高官のジェローム・シャンパーニュ氏、ヨルダン王子のアリ・ビン・アル・フサイン氏、オランダサッカー協会会長のミハエル・ファン・プラーフ氏、元ポルトガル代表FWルイス・フィーゴ氏である。