1月17日に開幕を迎えたアフリカネイションズカップは、今日でついにGL第1節が終了。全てのチームが最初の試合を終えることになる。
▼欧州的なギニアが前半を優位に進める
ここで登場したのが4年連続アフリカ最優秀選手に輝いたヤヤ・トゥレを擁するコートジボワール代表。ワールドカップでは日本代表も苦杯を舐めさせられたことが記憶に新しい。
しかし、それから大黒柱ディディエ・ドログバとディディエ・ゾコラの2名が引退し、チームは世代交代を敢行。この大会の予選でも苦しい戦いとなり、これまでのような突出した能力はないものと考えられていた。
そしてその通り、この試合はコートジボワールにとって相当に厳しい内容となった。前半に試合のペースを握ったのは、格で劣るギニアであった。
ギニアは今回非常に若いメンバーで挑んでいるのだが、その殆どが欧州で経験を積んでいる選手。それもあってか、マイボールを大事にして押し上げ、ワイドにパスを展開。ゴール前では大きなチャンスを作らなくても、相手を押し下げて守備を機能させるというサッカーを遂行した。
コートジボワールは時にジェルヴィーニョ、サロモン・カルーのスピードでカウンターを成功させるも、相手にパスを回させて中盤を支配できない状況に。
そして36分、先制点はギニアに生まれた。左サイドからのイブラヒマ・コンテのクロスがファーに流れ、サポートしたイブラヒマ・トラオレが再び折り返し。そのクリアミスをモハメド・ヤッタラが左足で素晴らしいシュートに持ち込み、ゴールに決めた。
組織力で上回ったギニアが前半を1-0で折り返し、コートジボワールにとっては非常に厳しい展開になっていた。