1月17日に開幕を迎えたアフリカネイションズカップ2015。1日目の第2試合は前回大会の準優勝チームであるブルキナファソと、近年力を付けているガボンの一戦。

序盤にペースを握ったのはガボン。ポルトガル人指揮官のジョルジュ・コスタ氏を迎えているガボンはポゼッション志向で試合を支配しにかかり、中盤からの縦パスで一気にスピードを上げてゴールに迫る。

19分にはそのような形から先制。ダイレクトのスルーパスにオーバメヤングが裏に飛び出し、一度シュートを防がれるも自ら拾って決めた。

しかし、ガボンは攻撃に関しては組織されていたが、守備ではあまりプレスがかからず、最終ラインも単純なロングボールで崩されることがあり完成度は高くなかった。

前線の個人能力が非常に高いブルキナファソは単純な攻めが多かったものの、ガボンの守備はそれで十分に脅かすことが出来た。しかし、相手のGKオヴォノの好セーブもあって、チャンスがなかなか得点にならなかった。

そんな状況に助けられたガボンは、苦しい状況の中から72分に試合を決める大きな追加点を奪取する。

左サイドを起点に逆へと展開、パスを受けたビュロが仕掛けてクロスに持ち込む。それをワントップで起用されたエヴナが高いヘディングでゴールに決めた。

この2点のリードを守り切ったガボンが初戦を白星で飾ることに成功。逆に前回大会準優勝チームとして臨んだブルキナファソは、最初のステップで躓いてしまうことになった。

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介