~低迷脱出に必要なもの、そして日本人二人への大きな期待~

つまり、チームから抜けて大きなダメージになってしまったのが、ゲームを作れてポゼッションの起点となれるトップ下とボランチ、攻守にスピードを持って働ける両サイドバックである。

監督はトニー・ポポヴィッチ氏が継続して務めているため、チームに求めているものが変化したということはないはずだ。

そして、ウェスタンシドニーは先日川崎フロンターレを退団した田中裕介と、サンフレッチェ広島を離れた高萩洋次郎を獲得したわけである。

Jリーグを見ている人なら、この両名ならば強化しなければならないポイントに合致する可能性は高いと感じるのではないか。

Aリーグに降格制度がないとはいえ、ダントツの最下位という状況でありながらも今年もACLに出場しなければならないという状況は非常に厳しいもの。その中で高萩、田中に求められるものはかなり大きくなるだろう。

小野伸二のように、所属したのが短期間であってもレジェンドと呼ばれる存在になれるかどうか。二人の新たな海外挑戦に期待したい。

なお、ウェスタンシドニー・ワンダラーズの試合を見た方はスタジアムに赤いダイヤモンドが輝いていたことを知っているだろうが、その大型スポンサーは三菱"電機"であり、三菱自動車ではない。マツダでも大丈夫。

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