スウォンジー・シティのコートジボワール代表FW、ウィルフリード・ボニーの獲得を目指しているマンチェスター・シティが2選手の売却に動いているようだ。

ボニーの獲得には2500万ポンドから3000万ポンド(およそ45億円から54億円)の移籍金が必要といわれているが、シティは戦力の一部を売却することで取引に備えたいと考えているという。

『Daily Mail』によれば、売却の候補はモンテネグロ代表のステヴァン・ヨヴェティッチとスペイン代表のアルバロ・ネグレドであるという。両選手は2013年の夏にクラブに加わった選手である。

ネグレドについては夏の移籍ウィンドウで前所属クラブであるバレンシアへローン移籍済み。このローン移籍にはバレンシアが買い取る義務が付帯されているといわれており、2500万ポンド(およそ45億円)がシティに支払われる見込みとのこと。

ネグレドの移籍金でボニーの移籍金がまかなえる形ではあるが、ヨヴェティッチの売却はシティがUEFAから制裁を受けているファイナンシャル・フェアプレーの制限を突破するためのもののようだ。

ファイナンシャル・フェアプレーに抵触したシティは今季のチャンピオンズリーグの登録人数を21人に制限されており、さらに去年の夏と今年の冬の移籍ウィンドウで4900万ポンド(88億円)以上の支出を出してはいけない事となっている。

ヨヴェティッチは2013年の夏に2200万ポンド(およそ40億円)の移籍金でフィオレンティーナからシティに加入。シティはできるだけ多くの移籍金でヨヴェティッチを売却し、ファイナンシャル・フェアプレーを遵守してボニー獲得にこぎつける考えのようだ。

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介