ギャリー・ネヴィルの持論
「私はゾーンマークのファンじゃない。試合中の異なる状況で、どこに誰がいるかによって、直感的な考え方が求められるからね。選手たちそれぞれに考える事や決断することを求める事になる。皆、指示を出してボックス(エリア)内をオーガナイズするリーダーについて話す。(だが)我々はそれらを欠いている事を分かっている
イングランド代表でのマーティン・キーオンのことをずっと覚えているよ。私たちは代表では常にマンマークでプレーしていた。キーオンがゾーンマークをやりたいと言ったが、スヴェン(エリクソン監督)はノーと答えた。キーオン、ボールド、アダムス、ヴィエラ、プティはオーガナイザーだ。彼らはみな適応し、調節して動く。だが、我々が話しているナチョ・モンレアルやマテュー・ドゥビュシ、チェインバースは若い。
私はゾーンマークが機能できないとは言わない。だが、我々は曖昧でどっちつかずなもの(ゾーンかマンマーク)について話している。
マンマークにしろという理由は極めてシンプルだ。そこには(マークすべき)相手がいて、彼と対峙し勝つ。スカッドを変えたり、外国語(を話す選手がいたり)、新しい文化(のチームに入ったり)、24人の選手全員が入れ替わったり、違ったゾーン、違った人達がいる場合などにはシンプルさ(が好ましい)と思う。
ゾーンマークはトレーニング場での何時間もの指導が必要だ。(ゾーンマークを)私は一度もやったことがないので、偏見があるのかもしれない。だが、私の意見は責任とシンプルさが重要だというものになるだろう」
『Skysports』が伝えた両者の結論は、どちらのシステムも賛否あり、正しく実行できればどちらも機能するというある意味当然のものであった。とはいえ、どちらかにすればそれで失点を防げるというような話ではないのでおそらくこの議論は今後も続いていくことだろう。