先週末に行われたJ1第33節をもってJ2降格が決定したセレッソ大阪。それは、一つの「事件」として伝えられた。

昨年4位と躍進を遂げ、柿谷曜一朗や山口蛍が大ブレイクし、さらにはディエゴ・フォルランの加入などまさにJリーグの主役と呼ぶに相応しかった今シーズン開幕時のセレッソ大阪。開幕戦は前年王者であるサンフレッチェ広島との試合が組まれるなど、メディアにも多く露出された。

しかし、それから1年。セレッソ大阪は降格した。柿谷は移籍し、新監督の下チームは迷走、フォルランはベンチを温める機会が続き、頼みの綱である山口も長期離脱を強いられる。全てが咬み合わないC大阪は1試合を残して降格が決定し、試合後、ヤンマースタジアム長居にはブーイングが鳴り響いた。

そして、ゴール裏には「史上最攻は経営だけ 大事な強化は空回り 20年間の経験を財産にできないクラブに花は咲くのか?」というクラブへの糾弾メッセージが掲げられた。この弾幕は推定するに50m近くあるものであり、スタジアムにいたあらゆる人が確認できたほど大きなもの。日本でも強烈なメッセージ性とそのインパクトが話題となったが、ある海外のサイトでも掲載されているようだ。

こちらは、海外の人気サイト『WHO ATE ALL THE PIES』が紹介した記事(該当ページはこちらから)。記事のタイトルでは"The Least Pithy Banner In The History Of Football(サッカーの歴史上、最も力のないバナー)"と書かれており、この弾幕のメッセージ性と文字り具合に興味を惹かれたようだ。

なお、この弾幕については『GOAL』タイ語版でも伝えられている(該当ページはこちらから)。

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