カップ戦の醍醐味と言えば、やはり“ジャイアントキリング”。下位チームによる番狂わせがたびたび起こるカップ戦はリーグ戦とはまた違った魅力を備えており、「どうせなら一番強いクラブを食ってやろう」と意気込んでいるクラブも多い。

先日行われたコパ・デル・レイ4回戦の組み合わせ抽選でも、こんな場面があった。

1960年に創設されたSDウエスカは、スペイン北東部のアラゴン州ウエスカをホームとし、いまだかつて1部に上がったことがないどこにでもある地方クラブ。今季は3部のセグンダBを戦っているが、そんな彼らが現在リーガの首位を走るバルセロナと対戦することになった。この組み合わせ抽選を生で見ていた選手たちは・・・

もちろん大喜び! しかも、リーガのクラブが参戦する4回戦以降はホーム&アウェイでの戦いとなるため、ホームのエル・アルコラス、そしてカンプ・ノウでバルサと対戦できるのだからその気持ちも十分理解できるだろう。ウエスカにとって今季もっとも気合いの入りそうな2試合は、12月の3日と17日に開催される。

なお、日本の天皇杯でも今年、J2のジェフユナイテッド千葉とモンテディオ山形がベスト4へ進出。準決勝では両者が対戦することになるため、12月13日に横浜の日産スタジアムで行われる決勝戦にJ2チームが出場することが既に決まっている。(反対の山はJ1のガンバ大阪と清水エスパルスが対戦)

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