現地時間16日をもって、バルセロナでのプロデビューから10年が経過したリオネル・メッシ。リーガエスパニョーラ第7節のエスパニョール戦、この日得点をあげたデコにかわって出場した当時17歳114日の青年は、今や驚異的なペースでゴールを生み続ける「生きる伝説」として認知されている。
Who said... "Messi has things that other players don't have, he's unbelievable" ... http://t.co/8E79oqvYqz pic.twitter.com/CcMmgahFWX
— FC Barcelona (@FCBarcelona) 2014, 10月 17
そんな記すべきこの日、バルセロナ公式HPや様々なメディアがメッシのこれまでの偉業にフィーチャーした企画を行っている。Qolyでは以前、メッシがこれまでにあげた全405得点の得点した箇所の内訳をご紹介したが、今回はメッシが記録したゴールのコースの内訳を『Infostrada』からご紹介しよう。
¿Por qué parte del arco ha entrado el balón en los 405 goles como profesional de Lionel Messi en sus 10 años?
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— InfostradaES (@InfostradaES)
2014, 10月 16
こちらがその内訳である。高さ3条件(high / center / bottom)×横幅3条件(left / middle / right)=9条件でゴールを区切っており、メッシが記録してきたゴールのコースを示している。
このデータによれば、メッシは低い軌道でのゴールが多いことが分かる。全405得点のうち275得点(67.9%)が低弾道のシュートである。他との比較はできないが、おそらくドリブルで相手を最後まで抜ききり、相手GKと一対一のようなシチュエーションが多いためこのような極端な数字になっている可能性がある。
また、メッシがこれまで最もゴールをあげてきたコースはゴール左下(left bottom)であるそうだ。
もともと、バルセロナの右ウイングとしてデビューしたメッシ。デビュー当時は俊敏性とドリブル精度を兼ねたサイドアタッカーとして活躍していた。
中でもお得意の形は右サイドの高いワイドポジションからエリア近辺へと徐々に侵入し、相手DFを連れ去りながらゴールラインと並行にドリブルし、ファーサイドとなるゴール左下に沈めるというパターン。現在では0トップとしてゴール中央に位置することが多いが、こうしたメッシの特性やプレーエリアもこの数値に関係しているだろう。
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