10月17日、『AS』は「予算制限のために登録外となっているヘタフェのFWペドロ・レオンは、12月のコパ・デル・レイには出場可能であることが確認された」と報じた。
これらの問題の原因は今季の開幕時にさかのぼる。かつてレアル・マドリーに引き抜かれた経験も持つFWペドロ・レオンは今夏セビージャやハノーファー96への移籍が噂されており、退団が決定的と言われていたものの、契約上の問題もあって交渉が進まず最終的には残留することになった。
ところが、彼がチームに残ることを考えておらず、チーム全体の人件費削減にも失敗していたヘタフェは、ペドロ・レオンが入ったことによってスペインプロリーグ連盟(LFP)と合意していた予算を超過してしまったのである。
これに対し、LFPはペドロ・レオンの選手登録を禁止するという裁定を下すことを決定。彼はリーガ・エスパニョーラの試合全てに出場することが不可能になったのである。もし出場させた場合、当該の試合の没収、勝ち点3のマイナスという処分が科せられることになる。
しかし、これはあくまでLFPが下した制裁である。要するにスペインサッカー連盟(RFEF)のものではなく、リーグが管轄していない大会については登録、出場が可能ということが判明した。
記事によればRFEFの事務局長を務めているホルヘ・ペレス氏がASの取材に答え、ペドロ・レオンがコパ・デル・レイに出場できるということを確認したとのことだ。
現在14位と勝ち点を伸ばせずにいるヘタフェ。リーガでは変わらずペドロ・レオンを起用することは出来ないが、カップ戦にだけでも戦力が加わったことはターンオーバーを考えても大きな意味を持ちそうだ。