9月22日、アフリカサッカー連盟(CAF)は、アルジェリア1部リーグのKSカビリエを2年間の大会参加禁止処分を下すことを決定した。
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先月末に行われた試合で、観客席からの投石によりカメルーン人FWアルベール・エボセ選手が死亡する事件を発生させてしまったKSカビリエ。現在は本拠地の使用が禁止されており、調査がすべて終了するまでは中立地、無観客での開催を余儀なくされている。
JSカビリエは昨季のアルジェリアリーグで2位となっていたため、2015年度のアフリカチャンピオンズリーグに出場する権利を獲得していた。しかしCAFは彼らに2年間の出場停止処分を科し、国際試合をプレーする権利をはく奪することを決めた。
また、アルジェリアサッカー連盟は、死亡したアルベール・エボセ選手の家族に対して契約の残りの給与、そして10万ドルの見舞金を支払うことに合意していると発表した。
アルベール・エボセ選手は、先月23日に行われたKSカビリエ対USMアルジェの試合において、地元サポーターの観客席から投げ込まれた鋭利な物体の直撃を受けて病院に運ばれ、その後死亡が確認された。
その後の調査によってその原因はのこぎり状になっていたスレート(屋根などに使われる石版) の部分であることが判明している。犯人については現在も調査中となっている。