『AFP』は「スタンドからの投石が頭部に衝突して死亡したカメルーン人FWアルベール・エボセ選手の事件について、原因は鋸歯状になったスレートであったと発表された」と報じた。
事件は先月23日、アルジェリアリーグの第2節で発生した。ホームのJSカビリエでプレーしていたFWアルベール・エボセ選手が、地元サポーターからの投石によって頭部を負傷し、その後死亡が確認された。
この事件については警察、およびアルジェリア内務省が調査を進めており、原因と犯人の特定を急いでいる。
25日に行われていた司法解剖において、エボセ選手の頭部には何らかの鋭利な物体が衝突したことが示唆されていたが、今回アルジェリアのスポーツ大臣を務めているムハンマド・タミニ氏が公式に「スタジアムの外で発見されたものと同じ、スレート(屋根などに使われる石版)ののこぎり状になった部分である」と発表した。
調査の結果、試合当日のスタジアムの敷地内には、ピッチ内に投げ込むことで大きな危険を伴う恐れがある物体(浮石や岩など)が多く発見されており、それらがファンによって持ち込まれたものと考えられている。
なお、これらの調査がすべて終了するまで、JSカビリエはホームスタジアムを使用することは許可されない。