9月12日、『Inside』は「レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督は、『サッカーは少女の遊びではないんだ』と話した」と報じた。
今週末にアトレティコ・マドリーとのダービーマッチを控えているレアル・マドリー。前節はレアル・ソシエダに苦戦し、4-2と敗北するという最悪の結果に終わっており、優勝を狙ううえでは連敗は許されない状況にある。
大一番を次の日に控えたアンチェロッティ監督は、記者会見でアトレティコ・マドリーの激しいスタイルについて認め、良いプレーをして対抗したいと話した。
カルロ・アンチェロッティ レアル・マドリー監督
「アトレティコは、スタイルも哲学も変更しないだろう。いい試合をし、うまくプレーして対抗したい。いつもそうしているようにね。お互いに、質のある選手が組み合わさってスタイルが確立されている。ピッチで最高のプレーが出来ればベストだ。
我々のファンがカギとなるだろう。なぜならホームで厳しい試合をプレーする際には、彼らの存在こそがアドバンテージになるからだ。
(メンバーについて)
1,2名の状況に疑問があるので、スタメンは明らかにするつもりはないよ。我々はアノエタで何が起こったかを忘れてはならない。あれは良いレッスンだった。30分間いい試合は出来たが、アトレティコを倒すためにはそれを90分続けなければならない。個人、組織の両面で同じ過ちを犯してはいけないんだ。
我々は30分素晴らしい戦いが出来るだけの基礎はある。試合を分析し、明日それを変更できるように努力するつもりだ。
ただ、奇妙な位置に選手を配置するつもりはない。スタイルと哲学を持って、バランスを見つけ出すだろう。それが多くの良い結果をもたらしてくれる。すぐにそれは見つかるだろうと確信している。
(アトレティコは暴力的だと言われているが)
彼らは暴力的なチームではない。自分たちのスタイル、哲学を持ってプレーしている。これはフットボールだ。少女の遊びではないんだ。男たちのためのものだ。
彼らのスタイルは多くの報酬をもたらしてきた。異なる2つのスタイルが明日対決するんだ。どちらが正しいのかはそこで分かるだろう。
(クリスティアーノ・ロナウドについて)
彼のエンジンはフル稼働している。今週は非常にいい練習をし、優れた状態にある。問題はない。負傷の危険がなく、疲れもなければ、彼はプレーするだろう。慢性の怪我の問題はない。昨季は膝蓋腱の問題があったが、今季は筋肉の問題なので、そうはならない。
(カシージャスについて)
私は彼への信頼を失ったことはないし、彼も我々に対して確信を抱いている。今日彼の記念日を祝った。彼の将来が最上のものであることを祈る。
(チチャリートについて)
彼はただ偉大な選手であるだけでなく、非常にポジティブな人間だ。我々は非常に幸福である。ここに来ることが出来て、彼はとても喜んでいるし、我々にとって大きな助けになるだろうと思う。スタメンではないだろうが、有用な存在になる。
彼はカリム(・ベンゼマ)とはタイプが異なる。ベンゼマはチームで大きな機能を持っており、中盤を助けられる。チチャリートはさらに前でプレーでき、相手のディフェンスラインの裏を取ることに優れている。
(ハメスについて)
昨年やっていたこととの差はあまりないだろう。彼は新しい環境に来たわけであるから、慣れるための時間は必要としている。私はこれまで彼がやってくれたことには満足している。
難しいスタートを切るのはどんなチームでもあり得ることだ。しかし、彼が今後改善を見せるとともに、我々に貢献してくれることを確信している」