9月9日、『Guardian』は「イングランド2部・フットボールリーグ・チャンピオンシップは、QPRが再びリーグに参加することを拒否することを考慮している」と報じた。

エア・アジアのCEOを務めているトニー・フェルナンデス氏がオーナーを務めているQPRは、2011~2012年に大金を使用して大きな補強を敢行したものの、チームはそのシーズンで降格。

昨季ギリギリでプレーオフを勝ち抜きプレミアリーグ復帰を果たしたものの、昨年には債務が8900万ポンド(現在のレートでおよそ151億円)に達していると報告されており、今年もそれはさらに膨らんでいるものと考えられている。

イングランド2部にあたるフットボールリーグ・チャンピオンシップでは過剰な資金を費やしたチームに対して罰金を科すルールが策定されており、2012年4月に大多数の賛成の下で合意されている。QPRはそれに抵触することが予想されており、罰金は最大4000万ポンドに達する恐れがある。

QPRの会長を務めるトニー・フェルナンデス氏はこれを不服として争う姿勢を見せているものの、フットボールリーグ・チャンピオンシップの会長を務めているショーン・ハーヴェイ氏は会見で以下のように語り、再び2部でプレーすることを禁止することも検討すると明かした。


ショーン・ハーヴェイ フットボールリーグ・チャンピオンシップ会長

「理論上はそれは可能なことだ。しかし、そのオプションを考慮しなければならなくなるまでに解決が図られることを望んでいる。一つの選択肢は確かにそれ(リーグ参加の禁止)だ。ほとんどのプレミアリーグのクラブは、再び降格するのだからね。

今QPRは長い間それが起こらないことを望んでいるだろうが、いつか戻ってくる必要が出てくるという可能性も孕んでいる。20チームのうち3つはフットボールリーグ・チャンピオンシップに来るのだから」


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