8月26日、『Inside』は「スペイン人監督オスカル・ガルシア氏は、安全上の懸念からイスラエル1部のマッカビ・テル・アヴィヴの監督を辞任した」と報じた。
90年代にバルセロナで選手としてプレーし、引退後には同クラブのユースで監督を務めていたことで知られているオスカル・ガルシア氏。今年6月にマッカビ・テル・アヴィヴの監督に就任し、シーズンの準備を進めていた。
しかし26日、突然マッカビ・テル・アヴィヴは記者会見を行い、オスカル・ガルシア氏とそのアシスタント2名がクラブを離れることを発表。開幕を前に特に理由も告げられぬまま監督が交代されることになった。
イスラエルのマスメディアはこれに対して「娘と車に乗っていた際、ハマースが放ったロケット弾が近くに着弾したことから、家族の安全を懸念して辞任したのではないか」と報じているとのことだ。
ただ、マッカビ・テル・アヴィヴのスポーツディレクターを務めているジョルディ・クライフ氏は、これは個人的な決断であるとのことで他の意図はないと話している。
ジョルディ・クライフ マッカビ・テル・アヴィヴSD
「人生は続いていくものだ。クラブも継続されていく。その遷移がスムーズに進むことを願っている。
生きて行けば、様々なことが起こるもの。彼の個人的な決断を受け入れなければならない。誰かが個人的な決定を行った時、私はそれを尊重しなければならない。判断することはできないのだ」