6月9日、『Bloomberg』は「パレスチナサッカー協会は、イスラエル当局が副事務総長のビザを発給しなかったことについて批判している」と報じた。

パレスチナサッカー協会の副事務総長を務めているムハンマド・アマーシ氏は、6月10日、および11日にブラジルで行われるFIFAの年次総会に出席する予定となっていた。

陸路でガザ地区からヨルダン西岸に向かい、そこから空路でブラジル・サンパウロへ飛ぶという旅程であったが、イスラエル当局から旅行許可証が発給されなかったため出発できずにいるという。

なお、当該の会議ではパレスチナ代表チームの情況についても議論が行われる予定であった。

しかし、一方のイスラエル側はパレスチナサッカー協会が合意されたセキュリティ手順に従っていないためだと主張しており、双方の意見には齟齬があるようだ。

治安維持部隊の広報を務めるガイ・インバル少佐は「最低10日前までに規定された書類を提出しなかったため、ビザの申請が拒否された。正しい書類の再提出がなされた場合は正当とみなされる」と声明を発表している。

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