8月23日、『Gazzetta dello Sport』は「前アイルランド代表監督ジョヴァンニ・トラパットーニ氏は、バロテッリに対して『時間を無駄にするな』と話した」と報じた。
今年で75歳になったジョヴァンニ・トラパットーニ監督。これまでミラン、ユヴェントス、インテル、バイエルン・ミュンヘンなどのビッグチームを率い、イタリア代表監督時代には2002年ワールドカップ、EURO2004に出場した名伯楽として知られる。昨年アイルランド代表監督を退いてからはどこのチームも率いていないが、まだ引退は表明していない。
そんな人生の酸いも甘いも噛み分けてきた彼は、リヴァプールへの移籍がほぼ決定したと言われているマリオ・バロテッリに対し、人生の時間を無駄にしてはいけないと話した。
ジョヴァンニ・トラパットーニ
「正しい列車が到着すれば、それに乗らなければいけない。それは2度、あるいは3度しかない。1000回も起こるものではないんだ。
人間は、突然自分の老いを感じ、そして忘れ去られるものだ。
マリオは制御されていないモーターボートに乗っている。彼はこの人生の時間を無駄にしてはいけない。
とりわけ、彼の代理人であるミーノ・ライオラは、彼をただの金脈であるように見てはならない。しかし、彼が過ちを理解するのを助けなければならない。
(ミランについて)
ミランは何人かの才能がある選手を備えている。私は今季エル・シャーラウィが爆発する場面が見られることに賭けるよ。
ピッポ(インザーギ監督)はコーチとしての第一歩でアドバンテージを持っている。私のそばにはジャンピエロ・ボニペルティがいた。彼はアドリアーノ・ガッリアーニを持っている。彼らはフットボールをに生きている男だ」