日本代表DF吉田麻也もフル出場したプレミアリーグ第1節、サウサンプトン対リヴァプール。

試合はリヴァプールが先制後、サウサンプトンが同点に追いつくも終盤にスターリッジが巧みに決勝点をかすめとり勝負が決した。(2-1でリヴァプールが勝利)

プレミア初采配となったクーマン監督は試合を終えて、「後半は素晴らしいプレーをしたと思う。1-1となった後、ピッチでプレーしていたのは1チームだけだった。それはサウサンプトンだ。我々がみせたプレーのやり方は大いなる自信を自分たちにもたらしてくれたと思う」と強気な手応えを述べつつ、「リヴァプールのクオリティがあれば得点することや違いを生みだすのに多くのチャンスを必要とはしない」と相手の決定力の高さにも言及していた。

一方、ロジャーズ監督は 「タフな試合だった。とてもハードな戦いだった。向こうはいい相手だった。数人の素晴らしい選手がいるし、経験ある監督がやってきて選手たちを組織化していた」、「ありがたいことに我々は試合を変えることができた。1-1になった後、ベンチを見てやり方を変えることが我々にはできた。(中盤を?)ダイヤモンドにし、リッキー(・ランバート)を入れた、彼は相手を少し不安定にさせたと思う。向こうは彼のクオリティを知っているからね。我々はボックス内にクロスボールを入れるようにし、それが2点目を導いた」とコメントした。

この90分間の熱戦の間に選手たちがどう動いたかを『statsbomb』がGIF化していたので紹介。 (図上の選手のポジションはその時間にいた位置を正確に表したものではなく、むしろ選手のアクションを平均・平滑化したもの。また選手間の線はその時間でのパスワークを表したもの)

リヴァプールのスタメンの並びは4-2-3-1(前線は流動的)
DF右からマンキージョ、シュクルテル、ロヴレン、ジョンソン。 中盤は下がり目にジェラードとルーカス、2列目に右からヘンダーソン、コウチーニョ、スターリング、1トップにスターリッジ。

サウサンプトンのスタメンの並びは4-4-1-1
DF右からクライン、フォンテ、吉田、バートランド。 中盤は右からスティーヴン・デイヴィス、ワニャマ、シュナイデルリン、タディッチ。 前線はペッレとその下にウォード=プラウズ。

ロジャーズが触れた試合終盤時のフォーメーションはスターリッジとランバートの2トップ、その下にスターリング。そして中盤は低い位置にジェラード、右にヘンダーソン、左にジョー・アレンといった感じだった。

GIF図を見ると、前半はバートランド&タディッチの左サイドが高い位置をとったために、マンキージョは守勢に回ることが多かった。そしてスターリッジがパスワークに絡み始めるのは60分を過ぎたころから。

【試合ハイライト】

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