2. 史上最高に“丸い"ボール
プレミアリーグの公式ボールサプライヤーはNIKEである。
機能性とデザイン性を追求し毎年新しいモデルが発表されるそんなボールだが、新シーズンで利用されるものにはちょっとした特徴があるという。
It's August, which means the 2014/15 Barclays Premier League season kicks off this month...!
#BPLkickoff #15daystogo pic.twitter.com/ThU4FZNEBH
— Premier League (@premierleague)
2014, 8月 1
こちらがそのモデル。"The Nike Ordem"というのが正式名称であるが、完全な球体を目指し、これまでのモデルの中で最も“丸い"可能性があるという。どの角度からでもボールの位置が把握できるようなデザインが施されており、表面は12のパネルで構成されている。
『Telegraph』によれば、プレミアリーグ以外にもリーガ・エスパニョーラやセリエAでも使用されることになるそう。
3. 頭部の負傷に関する新ルールの適用と専任ドクターの配置
ブラジルW杯では、頭部の負傷に関して問題提起がされた。
ウルグアイ代表DFアルバロ・ペレイラは脳震盪を起こしつつもプレーを続け、ドイツ代表MFクリストフ・クラマーも決勝戦という舞台で同じ症状を起こす。その後 クラマーは主審に「これって決勝戦なの?」と確認するなど一時記憶すら怪しい状態に陥っていたことが判明しており、プレーを続けさせたことに医学方面から厳しい指摘もあった。
そんな教訓から、 新シーズンのプレミアリーグでは、頭部を負傷した選手は必ず一度ピッチから退場しなければならないことが決定している。
The @premierleague is to introduce new concussion rules from the start of the 2014-15 season http://t.co/UmbjrkdGBi pic.twitter.com/OKdssTeWan
— BBC Sport (@BBCSport) 2014, 8月 5
『BBC』によれば、今シーズンのプレミアリーグでは"tunnel doctor"という専任の医師が各スタジアムに配置され、試合中に頭部を負傷した選手が試合を続行できるかの判断にあたるという。
昨シーズン、トッテナム・ホットスパーGKウーゴ・ヨリスが試合中に相手FWロメル・ルカクと交錯し頭を負傷した際、指揮官であるアンドレ・ヴィラス=ボアス氏はヨリスをそのままプレーさせるという決断を下し話題となった。
しかし、今回のルール設定により、試合中に頭部を負傷した選手の出場についてはtunnel doctorが判断を下し、監督に決定権はなくなるそうだ。