ブラジルW杯で惨敗したイングランド代表。国際トーナメントでの相次ぐ不振によりその評価には厳しい声があがっていたが、このほど思わぬ方面で悪影響が出ているそうだ。

英国『Mail Online』によれば、現地時間9月3日に行われる国際親善試合のイングランド代表対ノルウェー代表戦のチケット販売の売れ行きが芳しくないという。

ブラジルW杯が終了し、今度は2016年欧州選手権に向けた予選が始まろうとしているヨーロッパ。9月には現地時間7日から9日にかけてその第1節が予定されており、イングランド代表は8日にアウェイでスイス戦を迎える。

スイスはW杯でベスト16入りした強豪チームである。そんな強敵との一番を前にイングランド代表は3日ノルウェーとのテストマッチをウェンブリーで行うのだが、今のところたった1万枚近くしかチケットが売れていないというのだ。

記事内では、ブラジルW杯での乏しいパフォーマンスでファンの熱は冷め、決してネームバリューがあるわけではないノルウェーとのマッチメイクがこうしたチケット販売の不調をもたらしたと指摘されている。

ちなみに、この試合が行われるウェンブリーのキャパシティはおよそ9万人。このままではスタジアムのほとんどが空席になるという悲惨きわまりない結果が待ち構えており、ウェンブリーの最少観客動員記録を更新するのではないかと密かに話題となっているようだ。

ちなみに、新ウェンブリーでの最少観客動員記録は2009年6月に行われた2010年W杯欧州予選アンドラ戦での57,897人。この時は英国を走る地下鉄“チューブ”がストライキにより運行していなかったという背景があるが・・・仮にW杯直後の試合でこの数字を更新することがあれば、あまりにも寂しい事態である。

ちなみに先日、日本でもW杯終了後初の代表戦となるウルグアイ戦のチケットが一般発売された。これまでの方式とは異なり先着順となったが、かつてほどの競争力は見られなかったという。

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