8月9日、欧州ビッグリーグの中でいち早く開幕を迎えたフランス・リーグアン。初日にはパリ・サンジェルマンがスタッド・ランスに引き分けるという波乱があったが、やはりそれだけではなかった。
今季話題の監督を迎えた両チーム、バスティアとマルセイユの試合も意外な結果に。クロード・マケレレが初めて指揮を執ることになった前者、逆に経験豊富な名物監督マルセロ・ビエルサを迎えて3バックに転向した後者の対戦は、ゴールラッシュの末に3-3で引き分け。ホームで新たなスタートを切ったマケレレ監督にとっては非常に良い結果となった。
試合は早い時間から激しく動く。まずは9分、かつて練習中に心臓病で倒れ生命の危機を経験し、2年のブランクを経て不死鳥のように蘇ったことで知られるクリストフェル・マブルがこの見事なシュート! これはハメス・ロドリゲスにも負けない弾道ですよ。
しかしマルセイユもすぐに逆転。ジニャックのヘッドで追いつくと、さらにロマリックの稚拙なオウンゴールで2点目。
そして後半は互いにPKを取り合う。62分にマルセイユが3点目を奪うも、その直後にまたもクリストフェル・マブルがメンディのファウルを誘って詰め寄る。
そして最後もクリストフェル・マブル。ブランドンからのパスを受けてモレルに仕掛け、一度引っかかったものの運よく戻ってきたところを拾ってシュート。今日2点目となる同点ゴールを決めた。
そして、試合終了後にはバスティアで育成されたフローラン・トーヴァンがスタンドのファンにユニフォームをプレゼントする一場面も。