7月28日、『Gazzetta dello Sport』は「カリアリのズデネク・ゼーマン監督は、セリエAに外国人選手が多すぎることを問題視した」と報じた。
先日イタリアサッカー連盟の会長選挙に出馬することが決まっているカルロ・タヴェッキオ氏が人種差別的な発言をしたことで話題に。表現はともかく、意図としてはイングランドと比べ、イタリアは何の調査もなく外国人を受け入れすぎている、というものだった。
ゼーマン氏は、差別的な表現については不適切だったと言いつつも、問題視している点については正しいと話した。
ズデネク・ゼーマン カリアリ監督
「あれは不適切だった。しかし検閲はできない。
しかし、言い方を問題視しなければ――エッセンスについては彼は正しい。イタリアサッカー界においての大きな悪魔の一つは、あまりに多すぎる外国人の存在だ。
我々はユースに目を向けなおす必要があるんだ。問題は人々にはない。しかしプログラムにはある。我々は根本的な変化を必要としている。しかし、わずか2年では、タヴェッキオであろうが他のだれかであろうが、何ができるというのだろう?
今日、特にイタリアでは、監督の責任はわずかだ。技術的な経験を持たないコーチが高いレベルのチームを任される。それは間違っている。ベンチに入るまでには、下積みが必要なんだよ。私の時代はそうだったはずだ」