6月22日、『Gazzetta dello Sport』は「カリアリの監督に就任することが決まったズデネク・ゼーマン氏は、イタリア代表の戦術を批判した」と報じた。
現在ワールドカップを戦っているイタリア代表は、初戦でイングランドを破ったものの、第2節でコスタリカを相手に敗北。次節のウルグアイ戦に敗れればグループリーグで大会を去ることになる。
攻撃的な戦術で知られる名監督ズデネク・ゼーマンはイタリア代表の動きの少なさを指摘。それによってボールを持ちすぎることになり敗北したと結論付けた。
ズデネク・ゼーマン
「環境の影響は確かにあった。イタリアのサッカーは、多くの距離を走ることに慣れていない。コスタリカはその問題を引き起こし、そしてその高いラインは動きを作ることを難しくした。イタリアはボールを持ちすぎることによってそのツケを支払った。
私の考えでいえば、サッカーはムーヴメントのスポーツだ。相手以上に移動をすることによって、利点を見つけ出せるものだ。イタリア代表は今、どのチームと戦うにしてもそこが難しい。そして、他のチームはそれらを問題にしていない。
マリオ・バロテッリは才能あるタレントだ。しかし、それ以上にメディアのための選手になってしまっている。
ウルグアイとの戦いに向けて、彼らはルイス・スアレスとエディンソン・カバーニを警戒しなければいけない。しかし他にも番犬がいて、なんでも持ち去ることは許さないだろう。
引き分けで十分と言い始めれば、我々にとっては良くないことだ。ベスト16に到達することは、イタリアサッカー界にとって望ましい出来事だ。我々はこんなところで去るようなチームではない」