7月24日、『RMC』は「フランス・リーグアンのモナコは、ベンフィカに所属しているアルゼンチン代表MFニコラス・ガイタンとの交渉が合意に達した」と報じた。
報道を信じるとすれば、個人間では条件面でのハードルはすべてクリアされたことになり、この後はベンフィカとの交渉。モナコは彼の獲得に向けて3500~4000万ユーロ(48億~55億円)を用意しているとのことで、これはガイタンに設定されているバイアウト条項(この額以上を提示された場合契約を解除できる)のほぼ満額となる。
オスバルド・ニコラス・ファビアン・ガイタン、通称”ニコ・ガイタン”は1988年生まれの26歳。ボカ・ジュニオルスの下部組織出身で、2008年にプロデビューしたあとすぐに代表にも招集された経験を持つ左利きのウイングである。
2010年には左サイドの層が薄かったベンフィカにレギュラーとして期待されて入団し、それに応える大活躍を見せ、欧州でも成功を収める。鋭いドリブルと巧みな飛び出しのセンスを兼ね備えており、昨季のELでは大会ベストイレブンに選ばれている。
また以前はマンチェスター・ユナイテッドやアーセナルが獲得するのではないかと報じられ、マーケットで大きな話題となった選手でもある。