7月18日、『Calciomercato』は「イタリア・セリエAの会長を務めているマウリツィオ・ベレッタ氏は、今季からバニシング・スプレーを導入することを発表した」と報じた。
先日まで行われていたワールドカップで使用され、大きな話題となったバニシング・スプレー。セットプレーの際にボールと壁の位置を指定することで余計な揉め事を減少させる効果があるとして高い評価を得ており、既にUEFAチャンピオンズリーグでは導入が決定、スペインやフランスで議論が行われている。
イタリアでは先日セリエBがスプレーの導入を要求し、審判委員会、セリエAがそれに追従。今回FIGC(イタリアサッカー連盟)の会合で議論が行われ、今季の導入に向けた調整に入ることが発表された。
ただルールの問題が一つ残っており、審判が手荷物を持ってピッチに入ることが出来ないという規定に抵触することから、何らかの方法によってそれを回避する必要があるという。
マウリツィオ・ベレッタ レガ・カルチョ・セリエA会長
「それ(スプレー)は批准された。したがって、我々は新しい技術の採用を始めることになるだろう。今は論理上の物事について話している。なぜならば、スプレーは明白にレフェリーによって持ち込まれる手荷物であるからだ。
今、我々はスタジアムでそれを使用できるという保証を必要としており、論理上、流通上の点に取り組んでいる。とはいえ、それらは容易に解決することが出来る問題だ」