7月10日、『Tuttomercatoweb』は「イタリア・セリエAのACミランは、マルセイユに所属しているガーナ代表MFアンドレ・アユーの獲得に向けて1000万ユーロ(およそ14億円)を用意している」と報じた。
アンドレ・アユーは1989年生まれの24歳。かつての英雄であるアベディ・ペレ氏の息子であり、兄のラヒム、弟のジョーダンもプロサッカー選手であることで有名。鋭いドリブル突破と正確な左足、そして意外に上手いヘディングで得点を生み出すウイングである。
マルセイユは今夏フランスの税制の変更に当たって人件費の削減を強いられており、高額の給与を受け取っているヴァルブエナ、ジニャック、そしてアユー兄弟などの売却を急いでいる状態にある。
ミランは彼の獲得に向けて上記のように1000万ユーロを準備しているとのことだが、同じイタリア・セリエAのナポリは昨季途中からずっと彼にオファーを送っているとのことで、かなり競争は厳しい。
そのため、ミランはプランBとしてトリノのイタリア代表FWアレッシオ・チェルチに接触しており、アンドレ・アユーが無理だと分かればそちらに切り替える方針なのだという。