7月1日、『Inside』は「バレンシアに所属しているフランス代表DFジェレミ・マテューは、バルセロナからのオファーを受託するようクラブに圧力をかけている」と報じた。
センターバックの層が薄いことに加えアドリアーノの去就も不明瞭になっているバルセロナは、今夏ディフェンダーの補強を考えているといわれており、先日バレンシアに所属しているジェレミ・マテューの獲得に向けてクラブと接触を行ったと報じられた。
しかし、バレンシアが求めていた2000万ユーロ(およそ28億円)という価格についてバルセロナ側が納得せず、一旦は交渉が決裂していた。
ところが、今回この交渉に対してジェレミ・マテュー選手本人が異議を申し立て、バレンシアからの退団を求めているとのこと。既にアメデオ・サルボ(会長)、ルイス・セルベラ(総合ディレクター)、ルフェテ(スポーツディレクター)と会長を行い、バルセロナに移籍させてもらえるように要求したという。
バレンシアは今夏シンガポール人実業家のピーター・リム氏が新たなオーナーとなったものの、今のところまだ巨額の借金や未完成のスタジアムという問題が解決に近づいてはおらず、その点もマテューが退団を希望している理由であるとのことだ。
なお、バルセロナ移籍が実現すれば、かつてリーガを席巻したジョルディ・アルバとのコンビが復活することになる。