■ アメリカ代表(7大会連続10回目)
グループG(ドイツ / ポルトガル / ガーナ / アメリカ)
【総合評価(S~D)】
B
【基本情報】
首都:ワシントンD.C.
人口:3億1694万人(2013年)
最高成績:ベスト4(1930年大会)
FIFAランキング:14位(2013年12月)
監督:ユルゲン・クリンスマン
Twitter:
@ussoccer(認証済みバッジあり)
【試合予定(日本時間)】
<テレ朝系>6月17日(火)午前7時:ガーナ - アメリカ(ナタル)
<TBS系>6月23日(月)午前7時:アメリカ - ポルトガル(マナウス)
<TBS系>6月27日(金)午前1時:アメリカ - ドイツ(レシフェ)
【基本メンバー】
基本システム:4-4-2(※表記は右から順番)
GK:ハワード
DF:ジョンソン、キャメロン、ベスラー、ビーズリー(チャンドラー)
MF:ズシ、ジョーンズ、ブラッドリー、ベドーヤ
FW:デンプシー、アルティドール
【注目選手】
クリント・デンプシー(シアトル・サウンダーズ/USA)
マイケル・ブラッドリー(トロントFC/CAN)
ティム・ハワード(エヴァートン/ENG)
【解説】
アメフト、バスケットボール、アイスホッケー、MLBと4大スポーツが常に人気を集め、欧州由来のフットボール、いやサッカーは“不毛の地”とされてきたアメリカ。
ワールドカップ第1回大会で3位に入っておりその歴史は古いが、1960-70年代に王様ペレ、皇帝ベッケンバウアーらを獲得して話題を集めた北米リーグも80年代には解散するなどその文化はなかなか根を張らず、世界が無視できない存在となったのは自国でワールドカップを開催、MLSも創設し本腰を入れ始めた1990年代からだろう。その黎明期を支えたのがララス、レイナ、マクブライド、コビ・ジョーンズらなら、21世紀のアメリカを牽引してきたのは抜群の勝負強さで代表歴代最多ゴール・アシストを記録しているランドン・ドノヴァンにおいて他ならない。
その彼を、今大会のアメリカを指揮するドイツ人ユルゲン・クリンスマンが23人のメンバーから落選させたニュースは、世界中のサッカーファンに衝撃を与えサプライズとして大々的に報じられた。しかし、それはクリンスマンの哲学とこれまでの経緯を見ていれば必ずしも不思議なことではなかった。