アーセナルのキャプテン、トーマス・ヴェルマーレンのマンチェスター・ユナイテッド移籍が近づいているようだ。『Telegraph』が報じている。

ヴェルマーレンはクラブではペア・メルテザッカーとローラン・コシェルニにポジションを奪われており、今夏の去就に注目が集まっていたが、週給10万ポンド(1700万円)の個人条件でユナイテッドへ移籍することに合意したようだ。

ユナイテッドはネマニャ・ヴィディッチがインテルへフリートランスファーで移籍し、リオ・ファーディナンドも退団が決定。センターバックの補強が急務といわれており、夏のマーケットで最低1人は大物選手を獲得するといわれてきた。ヴェルマーレンのベルギー代表としての国際経験やアーセナルでのプレミアリーグ経験はユナイテッドを安心させるものといえるだろう。

しかし、ヴェルマーレンの移籍が決定するにはユナイテッドと移籍金で合意する必要がある。既に契約が満了したバカリ・サニャがマンチェスター・シティへ移籍した事を考慮すれば、直接のライバルへの戦力供給は避けたいはず。アーセン・ヴェンゲル監督としては28歳のDFの処遇を巡って難しい選択に迫られそうだ。

なお、『Telegraph』によればアーセナルとしては最低でも1000万ユーロの移籍金を要求するつもりのようだ。残りの契約が1年であることを考えるとこれ以上の移籍金を得るのは難しいかもしれない。また、ヴェルマーレンの移籍が決定した場合はカーディフのスティーヴン・コーカーやセルティックのファンヒル・ファン・ダイクの獲得へ向かうようだ。

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介