5月28日、『AS』は「スペイン代表監督を務めているビセンテ・デル・ボスケ氏は、今年マンチェスター・ユナイテッドからのオファーを断っていた」と報じた。
ビセンテ・デル・ボスケ氏は1950年生まれの63歳。レアル・マドリーの監督時代にはラウールやジダン、フィーゴなどが集まった『ギャラクティコ』を率いて数々のタイトルを奪取していった。
2008年には故ルイス・アラゴネス氏の退任に従ってスペイン代表監督に就任。2010年ワールドカップ、EURO2012の連続優勝を果たし、歴史的な結果を残した。
記事によれば、デル・ボスケ氏にマンチェスター・ユナイテッドからのオファーが届いたのは4月末であったという。その条件は契約期間は2年、年俸は総額で2000万ユーロ(およそ28億円)。
これは世界のサッカー監督の中でトップ3に入るビッグオファーで、現在のデル・ボスケ氏の年俸235万ユーロの約9倍にあたる額であった。しかし、デル・ボスケ氏はスペイン代表への信頼を理由にこのオファーを拒否したとのことだ。
マンチェスター・ユナイテッドは最終的にオランダ代表監督ルイス・ファン・ハール氏を来季の指揮官として迎えることを発表している。
【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ