今季、FAカップで決勝へ進出し、9シーズンぶりのタイトル獲得に王手をかけたアーセナル。リーグ序盤から首位をキープしていたプレミアリーグは後半戦に失速してしまったが、それでも4位を確保し、17シーズン連続のCL出場権を獲得した。
そうしたなか、4日に行われたWBAとの試合で、来季に向けた興味深いシーンが目撃されている。
アーセナルは今季のホーム最終戦となったこの試合、オリヴィエ・ジルーのゴールにより1-0の勝利を収めたが、スタンドにはジルーと同じフランス代表FW、ロイク・レミの姿が。
レミは所属のQPRが2部へ降格したため、昨年夏にローンでニューカッスルへ移籍。今季ここまで26試合に出場し、チームトップの14ゴールを記録している。
ニース時代(2008-2010)からアーセナルへの移籍希望を公言している27歳のストライカーに対し、アーセン・ヴェンゲル監督も以前から彼の獲得を希望していると言われている。試合後にこの件について質問され、「彼は自分でチケットを買ったのだろう」と試合に招待したことを否定したヴェンゲル監督。しかし、それを素直に受け止めている地元メディアは少ないようだ。
なお、レミの移籍に大きく影響すると考えられる、プレミアリーグ昇格をかけたチャンピオンシップのプレーオフは8日からスタート。リーグ4位のQPRは、同5位のウィガン・アスレティックとホーム&アウェイで対戦する。