現在欧州カップ戦で生き残っているのは、ヨーロッパリーグを戦っているユヴェントスのみ。一時期欧州を席巻していたセリエA勢の輝きは消え去り、近年は苦戦している。
現役時代にインテルでもプレーした元ポルトガル代表MF、ルイス・フィーゴ氏は『Gazzetta dello Sport』のインタビューに対し、「セリエAは欧州での戦いに適応するべき」と話した。
「この問題は今年明らかになったものじゃない。ここ数年の結果である」
「セリエAは難しい(レベルの高い)リーグだ。しかし、イタリアでは特殊な文化がある。サッカーを非常に正確に見るというね。だが、ヨーロッパでプレーするときには状況が異なってくる。勝利に向けたアイデアを持たなければならない。待ち構えるだけでは駄目なんだ。戦術的なことばかり考えていても駄目なんだ。問題は文化的なことだ」
「まずは良い選手と契約すること。しかし、これは常に利用可能な予算に依存してくるものだけどね。次に、プレースタイルを変更することだ。これは今のメンタリティが間違っているということじゃないよ。僕はそれが気に入っているしね。ただ、ヨーロッパで戦う場合には、求められるものに合わせてアジャストする必要があるんだ」
「ユヴェントス? 彼らは良い選手たちを備えている。名前のあるタレントを保有している。しかし、チャンピオンズリーグでは良い戦いが出来なかったという現実もある。それが1シーズンだけなら単なる偶然とも考えられるが、もはやイタリアのチームがヨーロッパでトップに立つことは出来ないという事項は残る。イタリアサッカーに責任を負う人々は、それに反発しなければならないね」