バルセロナが現在進めているカンプ・ノウの改修計画。
そんなまさに生まれ変わろうとしているカンプ・ノウに、国際連合児童基金「UNICEF」の名前がつくかもしれないと、スペイン『Mundo Deportivo』が伝えている。
The new Espai Barça will be an open space of great quality and perfectly integrated in its surroundings #fcblive pic.twitter.com/EHIMXmEvdB
— FC Barcelona (@FCBarcelona) 2014, 3月 5
2021年3月の完成に向け、改修が予定されているカンプ・ノウ。『Espai Barça』と称される今回のプロジェクトは、キャパシティを10万人規模のものに増築し、屋根も設置するという大規模な改修案である。
そんなリニューアル作業にはおよそ700億円もの金額が見積もられており、ネーミングライツの公募により賄うことが予想されているが、命名権とは全く異なる形で、そのスタジアムの名称に「UNICEF」の名前がつくことになりそうだという。
UNICEFといえば、クラブ創設から一貫してユニフォームの胸に企業名の印字を拒み続けてきたバルセロナが、史上初めてプリントした団体として知られている。しかもその手法はスポンサー契約とは逆に、クラブが同団体に資金提供をするといいう異例の形で話題となった。
記事によれば、今後カンプ・ノウがネーミングライツ権を行使した場合、その企業名に加えてUNICEFの名前もスタジアム名に付与する可能性があるという。
例えば、もしソフトウェア会社「Microsoft』が命名権を獲得すれば、「Camp Nou UNICEF Microsoft(カンプ・ノウ・ユニセフ・マイクロソフト)」といった具合である。
もし実現すればこちらも異例のケースとなり、スタジアムにおけるネーミングライツに新たな可能性を訴える例となりそうだ。
これまでにも「Intel」社と驚きの広告手法を実現し、スタジアム周辺に埋葬スペースの開設等も伝えられるバルセロナ。世界を代表するクラブになってもなお、彼らのプロモーションは革新的だ。