1月28日、フランス・リーグアンのリールは公式サイトで「ソショーから元フランスU-21代表DFセバスティアン・コルシアを獲得した」と発表した。背番号は2、契約期間は4年半。
セバスティアン・コルシアは1990年生まれの23歳。ル・マンの下部組織出身で、松井大輔選手が抜けた08-09シーズンにデビューし、次年度にレギュラーに定着した。
若くしてユヴェントスから興味を持たれるなど期待されていた右サイドバックで、体格には優れていないもののクロスの精度に優れ、チャンスメイクを得意としている。
彼は今夏リヨンから誘いを受けて入団直前まで行ったものの、移籍金の交渉が最終的に合意に至らず、ステップアップに失敗していた。
リールは右サイドバックのレギュラーを務めていたフランク・ベリアが負傷で離脱。その代わりに起用されたジブリル・シディベが大きなミスを連発するなど不安定なパフォーマンスを見せており、補強に動いていた。
ベリアはセンターバックや左サイドでも起用できるユーティリティ性を持っているため、復帰後も保有選手がダブってしまうことはないだろう。
また、リールは28日、ブラジル人FWトゥーリオ・デ・メロを同じフランス・リーグアンのエヴィアンに放出したことを明らかにした。
トゥーリオ・デ・メロは1985年生まれの28歳。彼もル・マンで活躍した経験を持つが、こちらは松井大輔選手と同時期にプレーしていたため日本でもよく知られている。
190cmを越える体格を持ちながらも足下の技術にも長けており、リールではスーパーサブとして5年半にわたって活躍してきた。現在ローマを率いているルディ・ガルシア監督の愛弟子の一人でもある。