中国超級リーグに所属する上海申花は、来期の監督としてジャン・ティガナを招聘したことを明らかにした。契約期間は1年。

ジャン・ティガナはかつてのフランス代表選手。現UEFA会長のミシェル・プラティニを中心とした「魔法のカルテット」の一員として1984年ワールドカップなど様々な大会で活躍したレジェンドの一人である。

監督としては1993年にリヨンを率いてデビューを果たし、1995年からはアーセン・ヴェンゲルの後を継いでモナコの指揮を執った。昨年は自身の選手時代の古巣でもあるボルドーで指揮を執ったが、終盤に成績不振の責任を取って辞任している。2000年から率いたフルアムでは、日本の稲本選手を獲得したことで知られている。

先日、上海申花は元フランス代表FWニコラ・アネルカとの契約を発表したばかり。彼とは週給30万ドル(およそ2300万円強)という莫大な額の契約を結んだとされている。

ティガナとの契約に関しての金額は表明されていないが、かなりの額が支払われたことは間違いないと言われている。しかし、ティガナは「お金のために来たわけではない」と話した。

「私はイングランドに行くことも、トルコに行くことも出来た。しかし私はここにいることを光栄に思っている。新たなチャレンジの場を見つけたんだ。これはお金で選んだ選択肢じゃない。スポーツと、人生の選択だ」

(筆:Qoly編集部 K)

【厳選Qoly】この冬、Jリーグにやって来るかもしれない外国人選手たち(2024-25年/MF・DF・GK編)