先日バーゼルに敗れCLグループステージ敗退となったマンチェスター・U。圧倒的にグループステージ突破は確実と言われていた中での失敗となったが、『テレグラフ』の記者マーク・オグデンが自身のコラムで「ユナイテッドが欧州でのテストに失敗した5つの理由」と失敗の理由を述べている。
1.「安心感」
「安心感」と「無頓着」が今シーズン欧州でユナイテッドを犠牲にしたとファーガソン監督は認めている。グループにはヘビー級のようなチームはなく、ユナイテッドはあまりに試合に軽いアプローチしてしまった。ファーガソン監督のローテンションのポリシーがバーゼルとベンフィカにポイントをホームで与えてしまった。
2.「守備の問題」
昨シーズンユナイテッドは長い期間相手にゴールを与えることなく順調に進んでいたが、今シーズンは6ゲームで8ゴールを与えてしまった。ファン・デル・サールの引退とヴィディッチとファーディナンドの不在は守備の確信のなさを示してしまった。加えて中盤からのサポート不足もあった。
3.「怪我人」
ユナイテッドはグループCを通過しなくてはならなかったが、怪我がひどく彼らに打撃を与えた。アンデルソン、ファーディナンド、ヴィディッチ、エルナンデスという鍵になる選手たちの不在、そしてクレヴァリーがシーズン初期に離脱してしまっていた。
4.「夏の投資」
夏の間のユナイテッドの最優先事項はスコールズの引退による攻撃的なMFだった。しかしサミア・ナスリとウェスリー・スナイデルはオールドトラフォードに到着することができなかった。ユナイテッドは2009年にクリスティアーノ・ロナウドをマドリーに売却して以降、クリエィティブな仕事をこなし、欧州の堅い守備をこじあける選手がいない。
5.「ウェイン・ルーニー」
ルーニーが試合の勝者、そしてお守りなのは疑う余地がない。しかし26歳の彼は試合には影響していない。バーゼル相手はベスト16進出には絶好のチャンスだった。ロイ・キーンやブライアン・ロブソンがユヴェントスやバルセロナ戦のような試合でインスピレーションを与えクラブの象徴となったが、同じようなことをルーニーも欧州の舞台でやらなくてはいけない。
まさかのグループステージ敗退にショックを隠し切れないユナイテッド。ここ最近はチーム状態も良いとは言えないが、気持ちを切り替えてリーグ戦やELでプレーしてほしいところだ。
(筆:Qoly編集部 M)