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11月23日(水)、アジア各地で2012年ロンドン五輪予選の第2節の残り4試合が開催された。

日本と同じグループに入っており、我々と共に開幕戦を勝利で終えているシリアは、マレーシアに乗り込んでのアウェーゲームを戦い、2-0で勝利を収めた。

ホームで勢いに乗るマレーシアに対して、シリアは前半は最終ラインが簡単に裏を取られる場面が目立ち、カウンターからの個人技に頼った稚拙なプレーに終始。ミスに助けられなければ失点してもおかしくない、悪い立ち上がりであった。

しかし後半になると徐々にボールを動かせる場面が増加し、52分に先制点を奪取。基点はこの試合最大の武器となった左サイドバック、4番のアブドゥラ・ズビダのロングスローであった。ニアでワントップの10番アル・スマがコースを変え、ボランチの17番ソレイマンがヘディングでゴールに決めた。

さらに試合終了間際にディフェンダーのパスミスから得点を追加。苦戦した時間はありながらも、4-2-3-1の前4人の個人能力、サイドバックのロングスロー、センターバックのパワフルなフィードを武器とした中東らしい縦に速い攻めで「らしい」ところは見せた。シリアはこの後日本に移動し、27日に国立競技場で日本代表と第3節を戦うことになっている。

他会場ではオマーンがフル代表クラスの選手を投入してきたサウジアラビアを圧倒し、2-0で破るという波乱もあった。同Aグループのカタールと韓国の試合が引き分けに終わり、サウジにとっては幸運なことに上位との差は開くことがなかった。

グループBのUAEとウズベキスタンはお互いに点が取れず0-0のスコアレスドロー。こちらも連勝したチームが一つもなく、首位と最下位イラクの差が3ポイントと接戦になっている。

(筆:Qoly編集部 K)

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