DF菅原由勢とGK長田澪ことミオ・バックハウスが所属するドイツ1部のブレーメン。
7日に行われたブンデスリーガ第10節ヴォルフスブルク戦に2-1で勝利した。
シュート20本を放ったブレーメンは、前半に先制されるも、後半38分に菅原が同点ゴールをアシスト。
右から狙いすましたクロスを上げるとデンマーク人MFイェンス・ステーがヘディングシュートで流し込んだ。
すると、ブレーメンは後半アディショナルタイムに勝ち越し、2-1の逆転勝ちを収めた。
『Weser Kurier』は、ともにフル出場した菅原と長田にこのような採点を与えていた(5満点で、低い方が高評価)。
「長田、2点。失点シーンはノーチャンスだったが、前半のうちにそれ以上の失点は阻止した。38分と40分のシュートにしっかり対応。落ち着きを保ち、難しい場面にも難なく対処した」
「菅原、3点。右サイドで守備に精力的に取り組み、ビルドアップではスルーパスを選択することが多かった。しかし、集中力を欠いたこともあり、必ずしも成功せず。84分に正確なクロスで同点ゴールをアシストしたが、終了間際の決定機は逃した」
クラブ公式サイトによれば、同点ゴールを決めたステーは「開始1分からインテンシティの高い試合だった。僕らはいいパフォーマンスをしていたが、前半はラストパスが欠けていた。我慢強くなる必要があった。そして、ユキ(菅原)が素晴らしいクロスを上げてくれた。パフォーマンス面でも、正しい方向へ進み出したと言えるよ」と語っていたそう。
ブレーメンは開幕5試合は1勝1分3敗(14失点)と低調だったが、そこからの5試合は3勝2分(4失点)と調子を上げている。
この後、菅原は9月以来の招集となった日本代表へ合流。右サイドバックを本職とする菅原は、3-4-2-1システムのサムライブルーにおいて、難しい立場に置かれているが、今年最後の戦いで出場機会は訪れるだろうか。
また、長田もU-21ドイツ代表での活動に参加する。