アヤックスは6日、ジョン・ハイティンハ監督を即時に職務停止とし、契約を解除することを発表した。ハイティンハ監督との契約は2027年6月30日まであったが、予定より早く終了する形となる。
また、マルセル・カイザー助監督も退任。クラブは現在、新たな監督を探しており、それまでの間はフレッド・グリム氏が監督代行としてチームを指揮するという。
オランダ屈指の名門として知られるアヤックス。41歳のハイティンハ氏は育成年代からこのクラブで過ごし、現役時代はオランダ代表としても87試合7ゴールを記録したレジェンドだ。
2016年に引退した後はアヤックスで指導者キャリアを積み、2021年から2023年かけてヨング・アヤックスを指揮。トップチームの暫定監督を務めたのちクラブを離れたものの、ウェストハムとリヴァプールのアシスタントコーチを経て、今季からアヤックスの監督に就任していた。
以下はアヤックスのテクニカルディレクターを務めるアレックス・クロース氏のコメント。
「非常に痛みを伴う決断です。しかし、この数か月を振り返ると、当初のビジョンとは大きく異なる結果になってしまったことを認めざるを得ません。チームとしての進歩があまり見られず、不必要に勝点を落としました。
もちろん、新監督が変化したチームで成果を上げるには時間がかかることも理解しています。その時間をジョンに与えてきましたが、クラブとしては新たな指導者にチームを託すことが最善だと判断しました。
できるだけ早く新監督を発表できるよう努めます。ジョンとマルセルのこれまでの尽力に感謝し、フレッドにはまず日曜日のユトレヒト戦から幸運を祈ります」
エールディヴィジでフェイエノールト、PSV、AZに次ぐ4位に甘んじているほか、CLのリーグフェーズではまさかの4戦全敗を喫している今季のアヤックス。
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やむを得ない監督交代と言えるが、今夏加入した日本代表DF板倉滉にも影響を及ぼしそうだ。