今シーズンから日本代表DF板倉滉がプレーするアヤックスはオランダが誇る名門クラブだ。

今夏の移籍市場では28歳の板倉をボルシアMGから移籍金1050万ユーロ(約18.2億円)で獲得したほか、アンデルレヒトからデンマーク人FWカスパー・ドルベアを1000万ユーロ(約17.3億円)で獲得した。

ただ、ジョン・ハイティンハ新監督のもとでチームは低調が続いている。

リーグ戦は9試合で4勝4分1敗の4位、さらにUEFAチャンピオンズリーグは3連敗でリーグフェーズ最下位。CLでは3試合で1得点・11失点と苦しんでいる。

そうしたなか、アヤックスのレジェンドであるダニー・ブリントの発言が話題になっている。

64歳のブリントは、アヤックスで370試合以上に出場した元オランダ代表DF。現在ジローナに所属する元オランダ代表DFダレイ・ブリントの父としても知られる。

ダニー・ブリントはアヤックスとオランダ代表で監督を務めた後、現在はアヤックスの監査役会委員を務めている。

彼は、『Algemeen Dagblad』のインタビューで、アヤックスのテクニカルディレクターであるアレックス・クローシュとは選手選考についての意見が異なっていたと明かした。

「移籍期間終了の2日前にドルベアを獲得した。1000万以上のオファーがあったにもかかわらず、ドルベア自身がセルティックを断ったと、私は読んでいた。

だから、『待つんだ。もしドルベアを獲得するなら、アヤックスは1100~1200万ユーロ(19~20.8億円)ほど払わなければならない。残存価値のない28歳のストライカーにはあまりにも高額だ』と言ったんだ」

ドルベアは、かつてアヤックスでブレイクしたストライカーで、この夏にはセルティックも獲得を狙っていた。28歳の選手にしては高額すぎると感じているようだ。

また、同紙は、「ブリントは板倉の獲得も理解できないと感じていた」としている。

アヤックスから旅立った「高額選手」TOP10

昨シーズンまでアヤックスのキャプテンだった元イングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンは、この夏にブレントフォードへ移籍。ブリントは、彼の代わりとなる守備的MFを補強すべきだったと指摘していた。

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