Jユースカップは、11月2日(日)と3日(月・祝)に準々決勝が福島県のJヴィレッジスタジアムで開催された。

Jユースカップはその名の通り、Jリーグユースの最強チームを決める大会。今年は3月16日に開幕し、10月26日までに1stラウンドと2ndラウンドが終了していた。

注目の準々決勝の試合結果は以下の通り。

2025 Jユースカップ 準々決勝

奈良クラブユース 1-3 ベガルタ仙台ユース

サンフレッチェ広島F.Cユース 3-2 川崎フロンターレU-18

浦和レッズユース 2-2(PK1-4) サガン鳥栖U-18

東京ヴェルディユース 3-6 鹿島アントラーズユース

クラブ史上初のベスト8進出を果たした奈良クラブユースは、近年育成年代の強化がうまくいっているベガルタ仙台ユースに1-3の敗戦。後半、仙台FW佐々木亮に5分間でハットトリックを許し、途中出場のFW海原琉惺が終了間際に1点を返すのが精いっぱいだった。

奈良クラブの代表を務める濵田満氏はこの試合に関して、自身のXで以下のように綴った。

「トップの試合見ながら、Liveでちらちら見てたけど、いつもと比べて固い気がした。

うちの課題はこういう緊張感マックスの試合経験が少ないこと。いい経験になったで終わらせたらあかんが、でもやっぱりいい経験になったと思う。

来年のクラブユース選手権でリベンジやな」

「日本代表でも、W杯に出れたで満足する時代があり、わりとやれたで満足する時代があり、惜しかったがまだ力の差があるという時代があった。そこを乗り越えて、強豪にも勝てる時代はやってきた。

今の方向性は間違ってないので、愚直にやり続けていきましょう」

株式会社Amazing Sports Lab Japanの社長としてサッカー選手の育成事業に長く携わってきた濵田氏は、「いい経験になった」で終わってはいけないが、その経験を乗り越えることで成長できるとコメント。「今の方向性は間違ってないので、愚直にやり続けていきましょう」と前を向いていた。

準々決勝の結果を受けて決まった準決勝の対戦カードはこちら。

2025 Jユースカップ 準決勝

ベガルタ仙台ユース vs サンフレッチェ広島F.Cユース

サガン鳥栖U-18 vs 鹿島アントラーズユース

準決勝は2試合とも“東西対決”に。特に、高円宮杯U-18プレミアリーグEAST首位の鹿島アントラーズユースと同WEST首位のサガン鳥栖U-18の一戦は大きな注目を集めそうだ。

日本代表、W杯に出場した「Jユース出身最強ベストイレブン」

Jユースカップ準決勝は、11月9日(日)に香川県の屋島レクザムフィールドで開催。試合は準々決勝に続き、Jリーグ公式YouTubeチャンネルで無料ライブ配信される。

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